マイナンバー銀行口座の紐付メリット・デメリット?狙いは富裕層か
2018/09/30
2015年に成立した「改正マイナンバー法」によって2018年から預貯金口座にマイナンバーが紐付できるようになります。
2018年時点では「義務」ではなく「任意」です。
でも法律には「施行後3年を目途に検討を加える」とあります。
2021年以降には「義務化するぞ」と言うことでしょう。
義務化をするのはいいがメリットとデメリットはなんだろうか?
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銀行口座の紐付はメリットとは?
そもそもこの銀行口座の紐付はペイオフ対策で把握できない複数口座の「名寄せ」すること要は一発で同一人物の口座だと確認するのが目的です。
名寄せすることで複数の銀行へ預けているお金の合計額が簡単に把握できるようになり個人の保有する「貯金額が丸裸」になるってことです。
プライバシーの侵害だとか一部で騒いでいるみたいですが見られたところでほとんどの人は影響ありません。
要は脱税や不正をしていなければいいだけです。
メリットもなければデメリットもありません。
デメリットになるのはペイオフ対策をしている人や高所得者と資産家です。
国は1人1人の「所得」は把握してますが「資産」は把握できていません。
日本銀行は2015年9月30日付で公開した内容だと日本の家計の金融資産は「1717兆円」でその5割以上が「現金・預金」です。
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公平・公正な社会の実現
例えば1億円の金融資産があるとします。
しかし給与・事業等の所得はありません。
その場合「低所得者」となり保護すべき弱者と認定され低所得者向けの給付金がもらえたり社会保険料の負担が小さかったりするって知ってましたか?
保護すべき弱者・・・?
マイナンバー制度の導入後は資産も考慮に入れることになる可能性があります。
遠隔地預金という自宅から遠く離れた場所に作った銀行口座も簡単に照会できるようになるわけです。
扶養控除を重複して適用する不正や財産を隠して生活保護を受給することが難しくなることになります。
これはちゃんと税金を納めている人たちにはメリットですし資産がなくて生活に困っている人ほど得をする制度なのです。
犯罪行為の抑止効果
全国民の銀行口座のマイナンバー紐付の義務化ができれば犯罪行為に対してそこそこの効果があります。
- 振り込め詐欺
- マネーロンダリング
- 飛ばし口座
こういった犯罪をなくすことはメリットです。
口座紐付が嫌だから口座解約をしてタンス貯金にする人も出てくると思いますが盗難や災害にあったら元も子もありません。
ちゃんと金融機関に預けることをおすすめします。
実際10億もある口座の紐付は可能なのかは疑問ですが・・・。
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