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【熊本地震】過去日本で起きた巨大地震の特徴と被害比較まとめ

      2016/08/15

気象庁は、4月14日21時26分に北緯32.7度、東経130.8度深さ11kmを震源とした、震度7、マグニチュード6.5の地震を平成28年熊本地震と名付けましたが、16日午前1時25分の地震の方がマグニチュードが大きいのでこちらを「本震」と位置づけ、平成28年熊本地震をその「前震」に格下げしました。

今回は日本で過去に起こった巨大地震の特徴や被害をまとめました。人間の力では自然災害を防ぐことはできませんが、事前に準備をすることで減災はできると思います。昔の震災による特徴や被害を知ることで減災につながればと思います。

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過去の震度7大地震との比較

阪神・淡路大震災の特徴と被害

人口350万人余が生活をしている淡路北部から神戸市及び阪神地域の直下で発生した内陸・都市直下型地震でした。深さ16kmという比較的浅い部分で発生をしました。今回の熊本地震と同じ断層が横にずれることにより起こったものです。

大都市を直撃した大規模地震のため、電気、水道、ガスなど被害が広範囲。鉄道、新幹線、高速道路、新交通システム、都市間交通・地下鉄が損壊し、生活必需基盤(ライフライン)に壊滅的な打撃を与えました。古い木造住宅の密集した地域では、地震による大規模な倒壊以外にも火災が発生をしました。特に、神戸市兵庫区、長田区などでは大火災が多発しました。

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発生日 1995年1月17日
名称 阪神・淡路大震災
最大震度
規模(マグニチュード) M7.3
深さ 16km
発震機構 横ずれ断層型
死者 6434人
不明 3人
負傷者 4万3792人
家屋全壊 10万4906棟
家屋半壊 14万4274棟
一部損壊 39万506棟
被害総額 約10兆円規模

新潟県中越地震の特徴と被害

新潟県北魚沼郡川口町(現長岡市)の直下を震源として発生した逆断層型の内陸地殻内地震でした。1995年の阪神・淡路大震災以来9年ぶり観測史上2回目の震度7を記録しました。

家屋の全壊・半壊を合わせると1万7000棟に上り、一部では火災も発生しましたが家屋密集度、人口密度が低い地域で発生した地震のため、幸いにも阪神・淡路大震災と比べれば被害ははるかに少なかった。

山間部で人口が密集する都市が少なく、豪雪地帯のため建築基準法により雪に押し潰されない頑丈な構造が要求され作られていたこと、また小千谷市などでは阪神・淡路大震災以来災害に備えた街づくりを進めていたので減災できた要因だといわれています。

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発生日 2004年10月23日
名称 新潟県中越地震
最大震度
規模(マグニチュード) M6.8
深さ 13km
発震機構 逆断層型
死者 68人
負傷者 4805人
家屋全壊 3175棟
家屋半壊 1万3810棟
一部損壊 10万5682棟
被害総額 約3兆円規模

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東日本大震災の特徴と被害

東日本大地震は地球を包むプレート(岩盤)の境界域で起こる海溝型地震が短時間の間に連続して起こった地震でした。先に起こった阪神・淡路大震災や新潟県中越地震の内陸型とは異なり太平洋(三陸沖)の海底、深さ約24kmを震源として発生したため津波による甚大な被害となりました。

東日本大震災が起きるまでは地震被害=倒壊・火災だと思っている人が多く、2004年にスマトラ沖地震で津波による犠牲者は22万以上となりましたが、まさか日本でも地震による津波で甚大な被害があると思わなかった。

日本史上最悪の大震災ともなり震源地は東北の三陸沖だったのにも関わらずその威力は関東にも影響を与え、首都圏でも電気、水道、ガスなど被害が広範囲。鉄道、新幹線、高速道路、新交通システム、都市間交通・地下鉄が損壊し、生活必需基盤(ライフライン)に壊滅的な打撃を与えその被害総額は約17兆円にも上りました。

福島第一原子力発電所は地震から5年経過しても廃炉できる見通しは立たず、今も懸命な廃炉作業が続いています。

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発生日 2011年3月11日
名称 東日本大震災
最大震度
規模(マグニチュード) M9.0
深さ 24km
発震機構 逆断層型
死者 1万9418人
不明 2592人
負傷者 6220人
家屋全壊 12万1809棟
家屋半壊 27万8496棟
一部損壊 74万4190棟
被害総額 約17兆円規模

平成28年熊本地震の特徴と被害

熊本地震は1995年の阪神・淡路大震災と同じ断層が横にずれることにより起こったものですが、気象庁や地震専門家が「今までに例がない地震」だと発言しています。14日のM6.5の地震が起きた後にさらに大きな地震が発生(本震)したこと、地震発生から本震までは比較的少ないペースの余震回数だったが本震が起きてから最多ペースとなる余震回数を記録しています。(5月6日午前11時まで:熊本・大分で震度1以上1262回とまだまだ地震活動は続いています)、震源地は熊本地方から阿蘇地方、大分地方まで活動が拡大していて余震ではなく誘発地震だとの見解。

震源地である益城町では14日(前震)16日(本震)ともに震度7を記録。同地点で2回観測は史上初。

熊本・大分・福岡・宮崎・佐賀の九州5県で10000棟以上の損壊もあり「熊本・九州大震災」とも言える。

震度別

震度
震度
6強
震度
6弱
震度
5強
震度
5弱
震度
合計
76 93

しかし、気象庁は阪神・淡路大震災クラスにも関わらず前震発生時に命名した「平成28年熊本地震」を変更せず。その背景には消費税増税があり大震災との言葉を伏せているように思える。

【4月28日追記】

被災者の行政上の権利や利益を守るため、「平成28年熊本地震」を特定非常災害に指定する政令を閣議決定しました。

この決定により、阪神大震災、新潟県中越地震、東日本大震災に続き4例目となりました。

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発生日 2016年4月14日(前震)
2016年4月16日(本震)
名称 平成28年熊本地震(前震)
最大震度 7(前震)
7(本震)
規模(マグニチュード) M6.4
M7.1
深さ 11km(前震)
12km(本震)
発震機構 横ずれ断層型(前震・本震)
死者(地震) 50人
益城町 (20人)
南阿蘇村(15人)
西原村 (5人)
熊本市 (4人)
嘉島町 (3人)
御船町 (1人)
八代市 (1人)
不明 0人
関連死者(避難生活) 22人
負傷者(熊本・大分・福岡・宮崎・佐賀) 1117人
家屋全壊 1675棟
家屋半壊 1553棟
一部損壊 2234棟
土砂災害 97か所 南阿蘇村 28か所
阿蘇市  9か所
西原村  9か所
大津町  7か所
熊本市  4か所
益城町  3か所
被害総額 2.4~4.6兆円

熊本県は、このほかにも益城町で半壊と一部破損が合わせておよそ4400棟、南阿蘇村で全壊と半壊が合わせて400から500棟に上るおそれがあるとして、確認を進めています。

また、阿蘇市や八代市では住宅への被害の調査が思うように進んでおらず、今後、被害はさらに増える見通しです。

行方不明だった大学生

熊本県・阿蘇市の大学生 大和晃(やまと ひかる)さんは4月16日、南阿蘇村の阿蘇大橋付近を車で走行中に地震による土砂崩れに巻き込まれたとみられていましたが、大和さんの家族などが晃さんの物とみられる車を発見したと連絡を受け、熊本県が8月9日から捜索を再開、11日に遺体は収容され警察はDNA鑑定の結果、遺体は大和 晃さんと断定した。

これで、一連の熊本地震による死者は50人、関連死まで含めると72人となりました。

まとめ

阪神・淡路大震災、新潟県中越地震、東日本大震災、熊本地震と最高震度7を記録していますが、震源地が内陸か沖合いで発生するかで想定されるものが違います。まだ記憶に新しい東日本大震災で津波により多くの犠牲者を出してしまいましたが津波による被害は沖合いで発生した地震によるものです。過去22年で4回もの巨大地震が発生していますが震源地により避難方法も変わりますので事前に決めておいた方がいいでしょう。それが一番の減災につながります。

 - 地震, 自然災害

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